できる子

3000人以上の子供を指導してきたという学習塾経営者石田勝紀氏(教育デザイン研究所代表)によれば、「できない子」には3つの共通点があるそうです。それは、①心が勉強に対して否定的で、口からは否定語ばかりが出てくる。②「挨拶すること、時間を守ること、整理整頓すること」という生活習慣のいずれかに問題がある。③しっかり考える習慣がない、です。
GCCは、「勉強ができる子」ではなく、「キリスト信仰と神の国の文化」を受け継ぐ子を育てることが目標です。それでも石田氏の指摘も参考にはなります。ただ私たちは聖書を視点にして、「できる子」を育てたいのです。
①「幼い時から、聖書を学び、覚えることが楽しいと思う子に育てる」。教会はそのための環境造りにこれからも力を注ぎたいと思います。
②「家庭や教会で、こんにちは、ありがとう、ごめんなさい、失礼します、など『挨拶』ができる子供を育てる」。使徒たちも、書簡をいつも恵みと平安の挨拶から始めています。
「礼拝や集会の『時間を守る』のが当然という体質を創る」。そして、「教会で遊んだ後、『整理整頓』や掃除をする」。これも大人が模範を示したいですね。
③「神の言葉を聞き、御言葉で考え、自分で判断して、行動する」。子供の頃から、子供なりの霊的洞察力や判断力が磨かれていくように訓練したいと思います。
以上のためには、毎日、子供に合ったデボーションを継続することが大切です。能力を超えたことを強いて、ストレスが溜まることはすべきではありません。しかし、ただ何となく教育するのもよくありません。「決勝点がどこかわからないような走り方」や「空を打つような拳闘」(Iコリ9:6)をしていては、「キリスト信仰と神の国の文化」を継承させることはできません。毎日微々たる前進でも、確実に的を射る歩みをすべきです。子育て世代の協力で始めた「ハニーノート」は、なんとしても継続させたいと願っています。