マイクロチップの皮下埋め込み

マイクロチップの皮下埋め込みは、早くから家畜の管理に利用されていましたが、ついに人間にも始まったという報道がありました。2018年12月、スウェーデンでその装置が発売されると、半年の内に国民の90%が施術をしたとのことです。合谷(ゴウコク、親指と人差し指の交差する谷間)にマイクロチップ(マッチ棒半分ほど)をインプラントするのです。  私たちの財布の中のすべてのカード情報が、合谷に入ります。つまり、クレジット・キャッシュカード、免許証、スイカ、パスモ、イコカ、健康保険証、ポイントカード、電子キーなどを、携行しなくてもよくなります。盗まれない、落とさない、忘れないので、確かに安心です。  すでに、アメリカでも始まっているようですが、キャッシュレス化が進む現代、中国を始め世界各国に広がっていくでしょう。日本人はまだ慎重ですが、世代交代とともに浸透していくと思われます。  しかし、それは「統治者、あるいは独裁者」が国民全体を管理、支配しやすくなるということでもあります。まさに黙示録に記された『獣』の時代の始まりを予感させます。  「また獣は、すべての者に、すなわち、小さい者にも大きい者にも、富んでいる者にも貧しい者にも、自由人にも奴隷にも、その右の手あるいは額に刻印を受けさせた。また、その刻印を持っている者以外は、だれも物を売り買いできないようにした。刻印とは、あの獣の名、またはその名が表す数字である。ここに、知恵が必要である。思慮ある者はその獣の数字を数えなさい。それは人間を表す数字であるから。その数字は六百六十六である」(13:16-18)。  今、世界の至る所で、いろんな分野で、様々なことが、同時に起こっています。誰もそれを止めることはできないし、その全体を把握し、支配している人間や機関は、今のところ存在しません。しかし、同じ一つの方向に進んでいることは間違いなさそうです。黙示録に予告された『獣』が登場する道が整えられつつあるということです。  「便利だから」「みんながしていることだから(世界の趨勢だから)」ということで、世の流れに乗ることには慎重であるべきでしょう。