食生活も信仰告白

アメリカ在住の30代、私の体重は90キロでした。帰国し減量を始め、GCCの設立の2003年は84キロ、2010年には77キロまで落としました。全盛期の王貞治の身長(177cm)・体重と同じです(体脂肪率は違いますが)。それから10年、77~78キロの間で推移してきました。毎日、体重計に乗り、歩数を数え、その体重を維持してきました。しかし、それ以下にすることはできませんでした。そこで66歳になる今年、年初の目標を「体重75キロ」に定めました。  なあんだ、今年の目標は減量か、と思われるかもしれません。しかし、私にとって、食生活も信仰告白なのです。体が軽くなれば、心も軽く、高く飛べます。脳も活性化し、体調も改善していきます。それは「自制の実」を結ぶことです。 先進諸国は、前世紀から飽食過飲の時代に入っています。食欲制御が利かず、食産業も必要以上に飲食物を生産し、食料廃棄量も莫大なものになっています。必要以上に家畜を殖やし、魚介類を乱獲して、地球自然を疲弊させてもいます。食生活の不摂生を起因とする医療費はうなぎのぼりです。糖分のとり過ぎは、心をも不安定にさせます。それゆえ、食生活の悔い改めは、心身の健康改善だけでなく、社会の安定にも、自然保護にもつながるのです。  さて、体重減のための方策は二つです。一つは、正しい食事、もう一つは運動です。この二つしかありません。  減量の初めは辛いものです。注射と同じで、最初はチクリとします。しかし、その辛さを乗り切れば、楽になってきます。お腹が鳴ることが喜びになります。空腹が細胞を活性化させ、若返らせ、脳の働きも活発にさせるからです。あくまで、楽しみと期待で始めます。  昨年のテーマはイザヤ書43章19節の「新しいこと」、今年はローマ6:4の「新しい歩み」です。皆さんも、新しい祝福を期待して、何か新しいことを具体的に試みませんか。