決めたらやり抜く「どうしても必要な一つのこと」

我が家では、長男が5歳頃からハニーノートを日課としてきました。最初のうちは、私がその日の聖書個所や問題を読んで導いていましたが、5年生になった今は一人で出来るようになりました。下の子たちに手がかかるため、そのうちに長男は自力でやらざるを得なくなった、という方が正しいかもしれません。

4人男児がいる我が家は、毎日がカオス(大混乱)!みことばを静かに開くなんて程遠い世界。それでも、たとえ泣きわめいてる子がいても、「ハニーノートやるよー!」と号令をかけ、取り組みます。騒音の中で、私も負けじと声を張り上げ、御言葉を読み聞かせます。その日、他に何ができなくても、ハニーノートだけはやる!と決めて続けてきました。きっとイエス様も喧噪(けんそう)の中で御言葉を語っていたのではないかと思い巡らしつつ。

1年ほど前から、子供たちと聖書を輪読することも始めました。戦い好きの長男の希望でヨシュア記から順に読み始め、もうすぐ第一サムエル記が終わるところです。だいたい小学生の上2人と私の3人で読みますが、たまに、「ぼくも読む!」と三男が入ってきます。

2か月ほど前、その三男に、「たどちゃん、独りで読んでみる?」と促すと、「うん!」と言うではありませんか。そして、ゆっくり一文字ずつ、一人で聖書を読んだのです。イエス様が愛される幼子、その口で読まれる御言葉を聞ける、なんと幸いなことでしょう。

そして先日、その三男が、「ママー!ぼく独りでハニーノートやるから見ないでね」と、一人でハニーノートを始めたのです。子供たちがそれぞれに御言葉を開く姿を台所から眺めつつ、なんとも言えない温かな嬉しい気持ちになったのでした。そのままで大丈夫、という主の声が聞こえてくるようでした。

「どうしても必要なことはわずかです。いや、一つだけです。マリヤはその良いほうを選んだのです。(ルカ10:42)」

いつでも御言葉を開ける恵みに感謝しつつ、今週も子供たちと共に主の言葉を味わい、蓄えていきたいと思います。成長させてくださる主に期待をして。

(菅野幸)