2023年、祝福が広がるぞ

「わたしには天においても、地においても、いっさいの権威が与えられています。それゆえ、あなたがたは行って、あらゆる国の人々を弟子としなさい。そして、父、子、聖霊の御名によってバプテスマを授け、また、わたしがあなたがたに命じておいたすべてのことを守るように、彼らを教えなさい。見よ。わたしは、世の終わりまで、いつも、あなたがたとともにいます」(マタイ28:18~20)。

これが今年のGCCのテーマ聖句です。

これほど大胆で厳かで大規模な命令はありません。一切の権威をもつキリスト以外には、どんな権力者や宗教家にも発しえない命令です。実際キリストは、神の言葉を教える権威、罪を赦す権威、病を癒し、悪霊を追い出す権威、新しく創造する権威、そして自分のいのちを捨て、それをもう一度得る権威(ヨハ10:18)まで、あらゆる権威を父から受けておられます。

しかも、けっして口先だけではなく、現実に人と歴史を動かしている権威です。2千年来、世界中の諸教会を通してその権威を示してこられました。そして今日、その救いのわざは全世界に宣べ伝えられています。

 今年も私たちはこのキリストの権威に堅く立ち、この命令に従う決心を新たにし、神の国の祝福を広げていきます。

 自動車は人や物を運ぶための道具です。車内を快適に保ち、ボディが傷つかないようにすることは大切です。しかし、それが車の目的ではありません。人が乗って走れば必ず汚れ、傷がつきます。クリスチャン個々人も、また教会も、生きて活動すれば、いろんな問題を抱え、病み、傷つき、挫折し、苦しみます。

それを解決し癒すことはむろん大切ですが、それがゴールなのではありません。私たちは主の宣教命令を遂行し、神の国を広げるべく生かされているのです。宣教して傷つき、癒されて宣教し、宣教して癒される。すべてが同時進行です。恐れずに前に進みます。 「牛がいなければ飼葉おけはきれいだ。しかし牛の力によって収穫は多くなる」(箴言14:4)。「道具」が傷つき汚れてこそ、収穫は増えます。