教会設立20周年に再確認すべきこと

教会のテーマ聖句は、「もしあなたが信じるなら、あなたは神の栄光を見る」(ヨハネ11:40)です。「GCCの祈りと願い」のとおり、「私たちの切なる願いは、私たちの教会と私たちの人生において、主の栄光を見ることです。」

主の栄光を現すとは、ひとことで言えば、神のご性質を目に見える世界において、具体的に表現することです。神が存在され、生きておられ、偉大な方であることを世に知らしめることです。

1.神に倣う

 そのためにパウロは、「愛されている子どもらしく、神にならう者となりなさい」(エペソ「5:1)と語ります。つまり神のご性質を真似ることです。神は聖なる方なので、神の聖さに倣います(Ⅰペテロ 1:16)。主に愛されたように互いに愛し合います。主は義なる方ですから、義を行うことを習います。主はへりくだっておられるから、へりくだることを真似ます。私たちのうち住まわれるキリストが、私たちの行いや暮らしを通して現わされることを目指します。完全になることは不可能であっても、その不可能なことを求めるのが信仰です。

2.キリストの教会を建て上げる(エペ 4:16)

同時に、キリストの体である教会を建て上げることです。教会はキリストを中心とした神の家族です。個人主義ではありません。愛し愛され、赦し赦され、心が癒される交わりの場です。そのような共同体を建て上げるために、寛容と謙遜を養います。不完全でも、そうすることで主のご性質が現れていきます。

神の栄光は、立派な会堂、組織化された活動やプログラム、教会員の多さで現されるではありません。信仰の人、祈りの人、御言葉の人、仕える人によって現されるです。

3.祝福する(創世記12:3)

そうして、アブラハム契約のとおり、周囲の人々、国、世界を祝福します。主の栄光を現すとは、神の国の祝福を広げることです。それは主に選ばれた者の務めです。祝福するとは、人がキリストを知り、永遠の命の豊かさを味わえるようにすることです。私たちは祝福を受け継ぐ者です。そして、祝福する者です。私たちはいくつになっても、祝福を伝えるために遣わされているのです。