叫ぶ石

週報に掲載されるコラム

小で大を知る

20世紀の天文学における最も偉大な発見は、「万物は原子でできている」ということ。それは宇宙から届く光でわかるそうです。万物とはこの宇宙のことです。 広大な宇宙の起源とその仕組みを探る研究は、私たち一般人には気が遠くなるような話です。現代の科学では、宇宙の年齢は137億年とされていますが、誕生して38万年後…

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時に恵まれる

昨年、光速よりも速いかもしれないと話題になったニュートリノ。ニュートリノは宇宙から大量に降り注いでいて、私たちの体は1秒間に何十兆も浴びています。しかし、ほとんど質量がゼロの粒子で、すべての物質をすり抜けていきます。それゆえ自然には観測できないとされていました(実験室ではできる)。 それを世界で初め…

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ひらめき力

1987年、ノーベル生理学・医学賞を受賞した利根川進さんが、「記憶力がよく、多くの知識を持ち、それを綿密に構成していく能力のある人が、大発見、大発明をするわけではない」というようなことを、何かの本で語っていたと記憶しています。ノーベル賞級の貢献をする人は、いわゆる頭がいいという以上に、発想力、直感力に…

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心配性?楽天的?

あなたは心配性ですか。それとも楽観的ですか。 無用の心配をすることを「杞憂きゆう」と言います。これは中国の「杞」という国の人が、天が落ち、地が崩落するのではないかと心配した故事に基づく言葉です。心配性の人は、その故事が誇張とは言えないほどに、悪いことを悪いほうへと妄想して苦しみ、眠れなくなります。し…

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主に会う備え

古代マヤ文明の予言によれば、2012年は人類が滅ぶ年なのだそうです。今年は、世界的経済大不況、中東問題、新型ウィルス、さらなる大震災の可能性など・・・人々を動揺させる材料はたくさんあります。そんなカルト的予言にはぴったりな年なのかもしれません。世の中には恐怖を煽り立てる人もいます。それに惑わされる人も…

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12人の1人になる

1866年、イギリスの希代の説教者スポルジョンが、礼拝で会衆にこう語りかけました。 「主に向かい熱い信仰をもった人が12人いれば、ロンドンの殺伐とした環境を喜びにあふれた町に変えることができる。4366人いようと(当時会員数世界最多の教会)、生温い信仰なら何もすることはできない。」 これはクリスチャンの間で…

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