叫ぶ石

週報に掲載されるコラム

飛べないてんとう虫

てんとう虫は一日アブラムシを100匹食べます。農家にとっては作物を荒らすアブラムシを食べてくれるてんとう虫は、ありがたい益虫です。ならば、畑にてんとう虫を放てば、無農薬で作物を育てられることになります。しかし、残念ながら、てんとう虫は羽を開いてどこかへ飛んでいってしまいます。 そこで、飛べないてんとう…

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すねない

「私は生きているより、死んだほうがましだ」(ヨナ4・3、8)。 イスラエルの預言者ヨナの言葉です。なぜそんなことを言ったのか。それは、一本の「とうごま」が虫にかまれて枯れてしまい、太陽がヨナの頭を照りつけ、疲労困憊したからです。案外、人は自分の事となると、小さなことで心を頑なにし、簡単に「死んだほうがま…

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憎まれる勇気

「わたしは彼らにあなたのみことばを与えました。しかし、世は彼らを憎みました。わたしがこの世のものでないように、彼らもこの世のものでないからです」(ヨハネ17・14)。  クリスチャンは主を喜び、主に喜ばれる生き方をします。また、人を喜ばせ、喜ばれることを行います。これが基本です。 しかし、人に喜ばれること…

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「金の子牛」除去作戦

イスラエル(北)王国、アハブの子ヨラム王の時代、その将軍の一人であったエフーは、預言者エリシャから送られた預言者に油注がれて、北王国の王とされます。北王国では、油注がれた唯一の王です。彼が受けた役割は、バアル礼拝を王国に広げたアハブの一族を滅ぼし、アハブの妻イゼベルが流した主のしもべの血に対して復…

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シンプルに生活しよう

ナザレのイエスは単純な人生を送られました。学校には行かれず、政治活動をなさらず、商売もなさらず、結婚もなさらず、家もお金も物も持たず、国外への長い旅はせず、複雑な関係も作らず、最後の3年間はホームレスのような生活で、短い人生を送られ、刑死されました。それにもかかわらず、歴史を自分以前と自分以後(BC…

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信じるとおりに生きられない?(下)

(先週の続き)大方の日本人は、自分の信念や考えを徹底的に突き詰めて、生きることをしません。いや、突き詰めないことこそが、日本人の生き方なのではないかと思います。たとえば、クリスマスにはプレゼントやケーキを買い、大晦日にはお寺の除夜の鐘を撞き、年が明けると神社に初詣して拍手を叩きます。いろんな神々を…

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