独りで病んではいけない
若い頃、韓国に一人旅して、秋雨で全身ずぶぬれになり、安ホテルに投宿したことがありました。悪寒がして震えが止まらず、これはまずいと思ったら、案の定ひどい風邪を引いてしまいました。そのまま二泊三日、高熱と頭痛で寝たきりでした。薬も手に入らず、着替えもなく、飲食物を買いに出るのにも難儀しました。 古希にな…
もしあなたが信じるなら、あなたは神の栄光を見る、とわたしは言ったではありませんか。
もしあなたが信じるなら、あなたは神の栄光を見る、とわたしは言ったではありませんか。
週報に掲載されるコラム
若い頃、韓国に一人旅して、秋雨で全身ずぶぬれになり、安ホテルに投宿したことがありました。悪寒がして震えが止まらず、これはまずいと思ったら、案の定ひどい風邪を引いてしまいました。そのまま二泊三日、高熱と頭痛で寝たきりでした。薬も手に入らず、着替えもなく、飲食物を買いに出るのにも難儀しました。 古希にな…
「一つの国家が成り上がっていく」とき、その過程で「国家に中に無数の成り上がり(者)を生み出す」。極度のハングリー精神でのし上がっていく彼らは、拝金主義で固まっている者が多い。実際に彼らが国家を繁栄に導いただけに、彼らの価値観が世の中を動かすようになる・・・と、カンサンジュン氏が『悩む力』の中で述べ…
落語家の柳家小三治の弁。「落語はわざわざ面白く語らなくてもいい、落語の出し物自体がもともと面白いのだ。今の時代は、面白がらせる者が人気を集め、面白がらせるかどうかで評価が決まってしまう」。落語の出し物は面白いものが残ってきたのであって、それ自体に笑いの深みがあるということでしょう。 聖書の世界もそう…
「水泳は冬の間に上達し、スケートは夏の間に上達する」という格言があります。冬に水泳をしたほうが上達するという意味ではありません。夏の間に体を一所懸命鍛えるなら、体を休めている冬の間に、夏の練習成果が脳に刻み込まれ、脳と体がスムースに連携するようになるというのです。スケートについても同じです。 聖書の…
今日は終戦記念日です。なぜ我々は愚かな戦争をするのか、考える日です。 『戦争の日本近現代史』という本の著者加藤陽子氏が、偽政者や国民が、「だから戦争にうったえなければならない」「だから戦争をしていいのだ」という感覚を持つように変化していく歴史的経緯を述べています。国力の差からして、到底勝ち得ないアメ…
ソウルで開かれたサラン教会日語部との連合修養会のテーマは、今年が日韓併合百年に当たることもあってか、「民族を越えて互いに愛し合う」でした。 私は、日本留学の経験のある韓国人の若者たちと、率直にこんな会話を交わしました。 「今年のサッカーのワールドカップで、日韓ともベスト16まで行ったけれど、日本が…