「バカッター」事件

今年、若者たちによる「バカッター」「バイトテロ」が次々と発生し、バイト先の企業に億単位の損失を与えました。バカッターとは、バカとツイッターの合成語で、迷惑な自分の愚行を撮影し、それをネット投稿して証拠を残してしまう行為です。莫大な賠償金の請求対象となり、また名前がブラックリストに載ってしまうことで、若くして人生が終わってしまうことにさえなりかねません。 中川淳一郎氏が、「なぜあんな愚行を晒すのか」に対する9つの答えを挙げています。 ①暇だから。②ネットのことをよくわかっていないから。一旦ネットに個人情報が流出したらどこまでも広がる。③「炎上させることが趣味」という悪趣味な者がいるから。④自分の仕事と社会の関係に気付いていないから。⑤自分のことを面白い人間だと誤解しているから。⑥人生に対して危機感がないから。⑦悪ふざけをして狭い仲間内で笑いや「いいね」をとりたいから。⑧現実の人生での成功体験がないから。⑨自己顕示欲が強いから。そして、結論は「バカだから、これで終わり」ということです。  でも問題は、彼らがなぜバカになってしまったかです。 私はやはり学校教育に原因があると考えます。学校が生徒に、目指すべき「旗」を立てられないからです。生物学は、人間存在は偶然の産物だと教えます。歴史教科書は、人間の起源について曖昧なことしか語らず、未来のゴールも示せません。科学は、人間には本質的に価値も意味も目的もないことを証明します。これでは、人生はただのお遊びであり、「暇潰し」以上のものではなくなってしまいます。バカッターは、その「暇潰し」のお遊びを、忠実かつ大胆にやってのけたまでのことです。あるいは、自分自身を「暇潰しの道具」にしていると言えるでしょう。 聖書が語る通り、人間は創造主を見失ったら「空の空、一切は空」(コヘレト1:2)となのです。現代の教育は、空虚まっしぐらです。 GCCは子供たちに対して、人生のゴールを明確にし、創造主が立てておられる「旗」を見させる教育をしたいと願っています。次年度は、そのための具体策に取り掛かろうとしています。『ハニーノート創世記①』の出版もその先駆けです。