詩篇137・5

「エルサレムよ。もしも、私がおまえを忘れたら、私の右手がその巧みさを忘れるように」(詩篇137・5)。
故郷エルサレムから遠くバビロンまで捕囚となったユダの民が、神の都を涙を枯らすほどに慕う歌です。自らの罪で亡んだとはいえ、帰る所はエルサレムしかないのです。私たちが立ち返る所は、キリストの十字架以外にありません。順境の日も逆境の日も、十字架だけが愛と希望の故郷です。