ルカ2・29,30

「主よ。今こそあなたは、あなたのしもべを、みことばどおり、安らかに去らせてくださいます。私の目があなたの御救いを見たからです」(ルカ2・29,30)。
救い主を待ち続けたシメオンの言葉です。人生で、見るべきものを見たからには、何も思い残すものはないという安らかさが心に満ちています。人生を完成させたという感慨です。私たちにとって、この完成は人生の終わりではなく、出発点です。