宮崎県幸島には、サツマイモを洗って食べることで知られるサルたちがいます。1匹のメスザルが始めた行動が、他のサルたちもマネして群れに広がったのだそうです。
マネをすることは、サルマネだとか、独創性がないなどと、蔑まれたりします。しかしマネすることは、本来は人間だけに与えられた能力で、他の動物にはない能力です。動物の子供はマネする能力がなくても、本能によって親と同じことができるようになります。人間はマネをする能力がなければ、人間として発育することは困難になります。生活の基本となる行動、言語の習得は、すべて繰り返しマネしてできるようになるのです。イモを洗うというサルも、仲間がそれを見てマネするまで4年かかっていますが、人間なら1日もかからないでしょう。
マネをすることは、クリスチャン生活でもとても大切です。キリストの花嫁として神の国に入った人は、キリストをマネて神の国の国民らしくなります。外国に移住した人が、その国の人々がしていることをマネて、その国の人になっていくのと同じです。そして、主をマネし続けて、クリスチャンとして成熟していきます。生涯、主に倣って生きましょう。
?主をマネすることを真剣に実践しましょう。主のマネをせず、自我流でがんばってもまともなクリスチャンにはなれません。
?マネする対象を間違えてはなりません。もちろん、先輩クリスチャンのマネをすることもいいですが、キリストを直接マネることが基本です。愚かな人のマネをすれば愚か者です。
?徹底的に主をマネたいなら、訓練を避けてはなりません。犬もサルもアシカも人間による訓練を受ければ高度な芸ができるように、人も聖霊よって聖書どおりの訓練を受ければ、キリストに似た者に造り変えられていきます。信じましょう。