事故要因

先週、運転免許更新の講習に出てきました。昨年の事故死者は6352人と近年の最低でしたが、負傷者は約110万人で、11人に一人という計算になります。今年はそれを少し上回る勢いだそうです。事故例のビデオを見せられると、誰が加害者や被害者になっても不思議ではないと思わされます。加害者、被害者、双方の家族が精神病者や自殺者を出したりして崩壊してしまう例まで語られると、車を運転するのがちょっと怖くなります。

休暇中、特に安全運転を心がけましょう。私は日頃から、集会に集う方々の交通安全のために祈っています。

 飲酒、スピード違反、信号無視(黄色は注意して進めではない)、携帯運転はもちろんですが、講習会で次のことも事故要因として語られました。

・ 「大丈夫という過信」。人間は自分だけは大丈夫というおごりがあるようです。へりくだりましょう。

・ 「死角」。死角はなくせません。死角に気づくことが、死角の克服です。
・ 「無理」。リスクを考えれば、無理して1分を稼ぐ価値はありません。
・ 「思い込み」。安全という思い込みから、危険という思い込みに変えればいいですね。
・ 「慣れ」。慣れは大切ですが、慣れに頼ることも危険。路上には、慣れていない人たちも運転しているので、自分と同じようにすると思わないほうがいいようです。
・ 「疲れ、睡魔」。車を運転しない勇気が必要です。
・ 「鈍感」。う〜ん。
・ 「焦り、イライラ、凶暴」。これらは性格が変えられるほかありません。

 これらのことは、運転しているときに限りません。日常生活にも当てはまります。ルールを守っていても、不慮の出来事にぶつかることがあります。それゆえ・・・
「心を尽くして主に拠り頼め。自分の悟りにたよるな」(箴言3・5)。