サラン教会宣教チーム

韓国サラン教会日本語部伝道チーム13人(男性2人、女性11人)の方々を成田に迎え出て、まずその荷物の多さに驚きました。日本の最も暑かった週、電車を乗り継ぎ、東村山の当教会までたどり着きましたが、よくもまあ運んだものだと感心しました。しかし、彼らには当然のようでした。

 個人のものを除く中身は、教会やホームステイ先へのお土産、3つの教会で行うコリアンパーティ用の大量の食材(キムチ、干ししいたけ、海苔、小麦粉など)やおびただしい数の風船と空気入れ、韓国の衣装や楽器、そして夜中にまで及ぶ分かち合いの場で、自分たちが食べるキムチカップめんやカップオコゲなど、多種多彩でした。全部、自分たちでまかない、一切日本側には負担をかけないという姿勢でした。

 クリスチャンは、「キリストの兵士」という表現もされます。兵士が一団として派遣されるときは、民間に一切依存せずとも行動できるように、食糧、燃料、通信、土木工事、病院、娯楽、メンタルケア(従軍牧師)など、すべてが整えられるそうです。その意味で、サラン教会の伝道チームは、まさにキリストの兵士だったと思います。慣れぬ酷暑と飲食物もかかわらず、疲れを知らぬかのように、3つの教会を転戦しました。

 でも、以上のものは手段です。福音という実弾が十分でなければ、目的は達成できません。彼らの証し、メッセージ、賛美、ワーシップダンス、舞踊、教会やホームステイ先での個人的な交わり・・・どれをとっても、よく訓練され、整えられ、恵みと愛があふれていました。

 歴史的に「傷つけられた側」の人々が、「傷つけた側」の人々に一生懸命愛を伝え、祝福をもたらそうとする。それが、キリストの十字架の力だと思わされました。
 また、彼らをお迎えしましょう。そして、当教会からも、いつか伝道チームを必要とされる所に派遣できるようになりたいと思います。