夏は、汗をかき、体力が消耗しやすく、食欲も落ちるので、体重が減るというのは、今は昔である。冷房が普及していなかった時代は、たいていの人が食欲を落した。しかし、冷房の中で過すようになってからは、自分で思っているほど下がってはいないはずだ。いまは、秋冬よりも、夏に脂肪が付きやすい。
私の基礎代謝は1780Kカロリー。基礎代謝とは、呼吸や内臓機能の維持や体温調節、つまり肉体的生命維持のために必要な最低限のエネルギーのことである。私は何もしなくても、1日にこれだけ消費する。しかし、夏も冬も基礎代謝は同じというわけではない。冬は外の温度が低いので、体温を上げるために糖分を燃やす分、基礎代謝は上がる。しかし夏は、気温が体温に近づくので、基礎代謝は下がる。では、冷房で体を冷していればいいかというと、人工冷房では自律神経が乱れて、やはり基礎代謝は下がるそうだ。汗をかくのがいやだといって冷房の中から出たがらない人は、なおさらである。やはり、夏の方が冬より脂肪が付きやすい。
また、暑いからといって冷たいものを頻繁に摂取していると、体は冷えた内臓を暖めようとして内臓脂肪をためるのことになる。暖かい物を飲食する冬よりも、やはり夏の方が太りやすいのだ。
夏ヤセは死語になりつつある。夏バテは暑さのせいではなく、冷房病、冷たいものの取りすぎ、不摂生のせいなのだそうだ。
脂肪を溜め込まない生活を目指そう。暑いからといってだらだら生活すると太る。活動的な生活をして自律神経を整え、ストレッチなどで血流をよくすれば内蔵機能が高まり、基礎代謝量も上がるそうだ。
8月は教会の通常の活動は、水日曜日以外はお休みだが、信仰の基礎代謝量は落とさないように、夏を乗り切りたい。心の中で、祈れない言い訳をしないように。