キリスト信仰の人生を歩んでいても、挫折したり、壁にぶつかったり、満ちに迷ったり、およそ混乱して何をどうしていいかわからなくなることがあります。そんなときどうするか。信仰のABCに戻ればいいのです。信仰のABCとは・・・
A.キリスト以外に救いはない
私たちの身代わりとなって死なれたのは、イエス・キリストだけです。この方を離れてどこへも行けません。キリストにしか救いはないのですから、あれこれに心を向けないことです。どうせキリストのもとに帰ってくることになるのですから、最初から迷い出ないことです。落ち着いて、この方に信頼しましょう。
ペテロもキリストに「主よ。私たちがだれのところに行きましょう」(ヨハネ6・68)と告白しています。
B.神は愛である
あなたは神に愛されています。愛されて、選ばれたのです。見捨てられてはいません。神の愛にとどまっていましょう。神の愛を疑っても、結局は、神の愛以外にあなたの心を満たしてくれるものはないのです。
C.全知全能の神の恵みで生きる
主はあなたの苦境を知っておられ、最善を用意されています。主に不可能はありません。すべてはこの方の恵みで始まり、恵みで養われ、恵みで完成します。それゆえ、自分の力と知恵で何とかしようと、じたばたしてはなりません。恵みで始まったことを肉の力で完成させようとするのは愚かです(ガラ3・3)。最後まで、神の恵みに信頼しましょう。
これら三つのことは、私たち自身がいちばんよく知っていることではありませんか。なのに何かあると、忘れたかのような言動に走ることがあります。事あるたびに、基本に立ち返りましょう。