ドーハのT兄姉からのメールです。
写真は荒地に咲いた、たんぽぽです。ドーハに来て初めて見ました。
やがて来る暑さにすぐに枯れてしまうであろうに、
「どうせ」などと言わず、
今、この時、懸命に咲いている姿に感動しました。
夜遅く、そのたんぽぽの写真を見、取出さんのコメントを読んで、思わず嬉しくなって笑い出してしまいました。本当にけなげで、いとおしくて、ほめてやりたいような花です(写真をご覧になりたい方は牧師まで)。
中東の国カタールは砂漠気候で、焼けるように熱く、雨はほとんど降らない国です(年間総雨量50mm)。そんな国では、雨季にほんの少し雨が降ると、植物はあっという間に芽を出し、あれよあれよという間に花を咲かせ、あっという間に種を作って、枯れてしまいます。乾季の間は岩と砂の中、まるで何事もなかったかのような砂漠です。
でも、「どうせ、すぐ枯れるんだから」「どうせ、だれの目にも留まらず消えていくんだから」などとは言わず、チャンスが来ると、しっかり花を咲かせ、子孫を残すんですね。
私たちも「どうせ」とは言わないようにしましょう。
「草は枯れ、花はしぼむ。だが、私たちの神のことばは永遠に立つ」(イザヤ40・8)のです。
空しいことを繰り返しているようでも、主のことばに忠実であるなら、永遠の実を残していることは確かです。