地震に備える②人を助けるために自分を守る

地震に備えよう

先週は「箱舟」を用意すべき時だ、と書きました。油断しきって何も備えない人、高をくくっている人、自分だけは大丈夫だと思っている人、クリスチャンは助かると思い込んでいる人。その楽観が一番危険なのだそうです。では具体的にどうすればいいのか。

<家の中>過去の地震では、津波以外では、寝室で家具の下敷きなって死ぬケースが圧倒的に多かったといいます。居間でもテレビやピアノの位置を安全にしましょう。本棚は固定しても、本が矢のように飛んでくるそうです。寝室には、スニーカー、携帯ライト、ヘルメットなども備えておいたほうがいいと思います。水や食料は家族10日分あれば、安心できます。地震が起こってからお店に走って買い込めばヒンシュクを買いますが、今から少しずつ買い足していけば、そのそしりは受けません。1年前の経験を生かしましょう。

<都内外出>小型ラジオ、ライト(地下で停電)、都の地図、テレカ、レジ袋(トイレ用)、携帯雨合羽、飲料水、冬はホッカイロなど。重い、面倒だといわないで、持ち歩きましょう。これらが、イザというとき人の命を救うのです。

<連絡>家族で連絡方法、落ち合う場所を決めておきましょう。互いに捜しあって危険を高めることもあるからです。教会でも、みなさんの安否を確認するための連絡方法を定め、連絡網を作ります。

主はノアに、「あなたは自分のために・・・箱舟を造りなさい」と命じられました。まず自分を守る準備をしておくべきです。「自分はいつ死んでもいい」と思っていても、そういう人を助けるために命を落とす人もいるのです。東北地震でも、人を助けようとして命を失った人がたくさんいました。生き抜く意志を持ちましょう。ノアは自分のために箱舟を造りましたが、守ったのは自分の命だけではありませんでした。私たちも、人を助けるためにも、自分を守る備えをしておくべきだと思います。