ホロコースト記念日

4月19日は、ホロコースト記念日でした。ホロコーストとは「全焼のいけにえ」のことです。ユダヤ人が「全焼のいけにえ」になったのです。

1933年、ドイツの政権を掌握したヒトラーのナチスは、ユダヤ人を「劣等民族、寄生虫、人種的結核、悪の権化」などと唱えて排斥、根絶を図りました。そして、600万人のユダヤ人を虐殺したのです。実に1933年当時ヨーロッパにいたユダヤ人の3人に2人が殺されたことになります。「ホロコーストは無かった」とアラブ・イスラム教徒は唱えています(アラブ指導者ムフティ・フセイニらは、実際にホロコーストに協力した)が、3百万人は名前とどこでどのようにして殺されたかがすでに特定されており、残り3百万については名前は確認されていますが、死亡場所は調査中とのことです。

BFPハイメールによると、最近の調査では、2009年には23万3千人のホロコースト生存者がイスラエルに居住していたが、2012年には20万人に減ったそうです。年々、生存者の高齢化が進み、8万人が独居、1万2千人が暖房なく、1万人が食料不足の生活をしています。また、6万人が高齢のために、買い物や食事の世話、お風呂、着替えの介助を必要としているとのことです。

心痛いのは、ユダヤ人たちが、迫害、大殺戮を行ったのはキリスト教の国々であり、クリスチャンに殺されたと考えていることです。それゆえ、彼らは新約聖書とイエスを拒絶します。

GCCはBFPを通して、イスラエルのアラドという町に毎月2万円をささげています。イスラエルでの直接伝道は禁じられているので、経済的に困窮しているユダヤ人をサポートすることで、キリストの愛を伝えようという取り組みです。アブラハムの子孫「イスラエル」と信仰によるアブラハムの子孫「キリスト教会」の間にある「隔ての壁」が、キリストの十字架によって打ち壊され、両者が一つになること、それが教会の大きな祈りの課題です。一つにならなければ、神の国の完成はないからです。