驚きの教会訪問

先日帰省する途中、イスラエル旅行で親しくなったA牧師の教会を訪問しました。2年前に取得したという教会の建物は、2200坪弱の閑静な小高い丘の上にありました。300人は収容できる聖会堂と200人は入れる小会堂、広いエントランスホール、ゆったりした牧師質兼応接室、事務室のほかにも、何にでも使える数々の部屋、併設された牧師館、教育館、二間の茶室、牧師館には3LDKの客間もあり、至る所に空間が余っていました。しかも、合計百人は泊まれる宿泊施設があり、大浴場、小浴場も整っていました。さらに、庭は幼稚園庭のように広く、ブランコなどの遊戯施設や東屋があり、果樹なども植えられ、大きな実をたくさんつけるという紅梅の巨木が満開になってしました。牧師館の庭は、茶室にふさわしい日本庭園です。この敷地に入る門もまさに豪邸の大門で、駐車スペースは100台とのことでした。説明を受けて見て回るだけで、45分もかかりました。

「先生は、まさに『一国一城の主(あるじ)』じゃないですか」と私が感嘆すると、「いえ、主(あるじ)は主(しゅ)です」と見事なお答え。奥さんに、「こんなだだっ広いところにご家族3人じゃあ、寂しいでしょう」と、ちょっとヤッカミをぶつけると、「いいえぇ、ぜんぜ~ん、静かでいいですよ」。「でも、セキュリティは・・・」とさらにヤッカミを重ねると、「ここは天使に守られています」。

実は、そこはもともと天理教の施設でした。土地代と総工費で23億だったそうです。それを、GCCのビル取得代金とほぼ同じ金額で買い取ったというのです。教会員は主婦や若者中心の40人ほどの時でした。「なんで、そんなことが起こるんですか」と、私のヤッカミが頂点に達すると、牧師さんはひとこと。「主の恵みです」。天理教が手放しても、調整区域で、宗教施設のみという条件があったので、一般の買い手がつかず、ついにそこまで値が下がったそうです。

この牧師さんは、沖縄の「白い家の教会」の牧師とも知り合いです。「日本の教会にも、こうした恵みが広がっていきます。その時が来ています」。という預言的な言葉に、私もそんな気がしてきました。