食べてますか

月曜の朝、起きていっぱいの水を飲み、学校や職場に出かけ、あるいは家事を始めます。そのまま何も飲み食いしないまま、夕食時を迎えても疲れで食欲なく床に着きます。火曜日も同様に過ごし、水曜日の夕方にはさすがに菓子パンを一個ほうばります。しかし、木曜からはまた、朝の水いっぱいという日が続き、つまみ食いをすることはあっても、きちんとテーブルに座って料理を食べることはありません。やっと日曜日の朝になって、しっかりと食事をとることができました。でも、翌日から同じような一週間が始まります。
こんな生活を続けていたら、どうなりますか。やせ細って、立てなくなり、異常を来たすでしょう。体の抵抗力は弱まり、病気にかかりやすくなり、周囲の人に心配されます。
 神のことばを食さず、祈りもしない日々を重ねるならば、クリスチャンの生活にも同じことが起こります。霊の力(神とつながっていることで生まれる力)は弱まり、的外れなことをし始め、感情に支配され、誘惑に対する抵抗力を失い、不道徳なことに鈍感になっていきます。世と歩調を合わせ、そして問題を引き起こすのです。その時には、罪責感で心身ともに憔悴しています。
 クリスチャンなら、一日、御言葉も祈りもなしで過ごせば、何も食べなかった体と同じく、違和感に自分で気が付くはずです。何も問題ないふりをしても、自分ではわかっているのです。それが1週間も続けば、霊が枯渇していることは、身近なクリスチャンに気づかれます。
 もし、今のあなたがそうなら、今日から霊の食事を再開しましょう。体の食事と同じく、規則正しく、継続的に摂取することが大切です。霊も心も豊かさを取り戻し、安定していきます。
「信仰は聞くことから始まり、聞くことは、キリストについてのみことばによるのです」(ロマ10:17)。