GCC 「今年の御言葉」

使徒の働き2章46、47節
「そして毎日、心を一つにして宮に集まり、家でパンを裂き、喜びと真心をもって食事をともにし、神を賛美し、すべての民に好意を持たれた。主も毎日救われる人々を仲間に加えてくださった。」
 これを、今年、GCCのテーマ聖句にしました。今年も毎週の週報に載せ、礼拝で斉唱しますが、そのとき、この言葉が語る教会の光景を思い描きながら唱えてください。
 これは、聖霊降臨によって誕生したばかりの教会の姿です。
その前の42~45節には、こうも記されています。
「そして、彼らは使徒たちの教えを堅く守り、交わりをし、パンを裂き、祈りをしていた。そして、一同の心に恐れが生じ、使徒たちによって多くの不思議としるしが行われた。信者となった者たちはみないっしょにいて、いっさいの物を共有にしていた。そして、資産や持ち物を売っては、それぞれの必要に応じて、みなに分配していた。」
 こんな共同体を建て上げるのは、今日の日本の状況では無理かもしれません。さまざまな社会的制約、個人的事情が障害となるからです。しかし、その中で最大の障害になるのは、私たちの自己中心性ではないかと思います。ですから、この御言葉を目指すことは自己中心との戦いでもあります。
このとおりの共同体の建設は現実離れした理想かもしれません。しかし、目指すことで心が広くなり、多くの人々が仲間に加わってくると期待します。
 つまり、こういうことです。北斗星に向かって歩いても、北斗星に到達する日は来ません。しかし、この地上で間違いなく北に向かって進んで行けます。それが、今年のGCCのテーマ聖句です。