ピレモン12節

「そのオネシモをあなたのもとに送り返します。彼は私の心そのものです」。パウロは、奴隷オネシモと奴隷主ピレモンを和解に導きます。彼らは今や主にある兄弟です。パウロはこうして、「私の心そのもの」と呼ぶ同労者の群れを作っていきます。ローマの奴隷制社会に、身分の壁を越えた神の国をもたらしたのです。「私の心そのもの」とは快い響きです。私たちは「キリストの心そのもの」です。