大の大人の雪合戦

今、日本の雪国のある遊びが、国際的スポーツになろうとしています。何だかわかりますか。答えは「雪合戦」。といっても、ただ雪玉をぶつけ合うというのではありません。2チームがルールにのっとり、定められた数の雪玉を投げ合い、敵陣の旗を奪い合うのです。1987年、北海道壮瞥町の若者たちが厳冬の町活性化のために創始し、89年から昭和新山国際雪合戦が毎年開催されるようになりました。それが壮瞥町のフィンランド友好都市に伝わり、今ではYUKIGASSEN欧州選手権が開かれるほどになっているそうです(日経070206夕刊参照)。

 また、山形県河北町では「スリッパ卓球世界大会」が開催されています。普通の卓球台で、ラケットをスリッパに持ち替え、大きめのピンポン玉を打ち合うだけのことですが、けっこう本格的で、人気が高まっているようです。これも、元は町興しが目的でしょうか。何しろ、河北町はスリッパの生産日本一なのですから。

 YUKIGASSENは、将来冬季オリンピックの競技種目になるかもしれません。トリノ・オリンピックで一躍人気が高まったカーリングだって、もともとはスコットランドの田舎の遊びだったのです。単純そうな「綱引き」も国際スポーツになって久しく、綱引き国際連盟なるものもちゃんと存在しています。

要するに、ローカルの遊びでも、きちんとルールを定め、大の大人が真顔になってプレーするようになれば、世界に広がっていくのです。考えてみれば、野球もサッカーもゴルフだって、もともとは遊びです。でも、大人が顔色変えてボールを追いかければ、世界の一大事になるのです。

先週、韓国オンヌリ教会の早天リバイバル集会のビデオを見ました。元旦から40日間、毎朝5時、1万人が集まります。大声で賛美し、真剣に祈っている姿に圧倒されます。早天リバイバル集会は、大人たちが顔色を変えて取り組んでいるのですから、きっと世界へ広がるだろうと思います。私たちも、もっと顔色を変えて、聖書と祈りと賛美に取り組めば、必ず周囲に変化が起こると信じます。