京都市が観光客5千万人構想を掲げるなか、書き入れ時の夏休みに、東山区の町家を使った宿はひと月休業する。理由はエアコンを付けていないから。主人は「町家は通気性の良さが特徴で、土壁の雰囲気にエアコンは合わない。でもお客さんには耐えられない暑さかもしれないので休みます」。祇園祭の宵山(7月16日)から五山の送り火(8月16日)までの完全休業。その前後は「暑いですよ」と客に念押しし、ひと組限定で受け付ける。ひと組なら部屋の戸を開け放って、風を通せる。ひと月間休業するのは商売上は苦しい。しかしエアコンは付けたくない。「夏が暑いのは仕方ない」。涼しい顔だ(70810京都新聞)。
この主人(35歳の女性)は、自分にとって何が第一であるかを明確にして、それを軸にして生き方を決めています。たとえ、人がどう感じようと、経済的に苦しくなろうと、大切なものは守るという姿勢を崩しません。
あなたは、何を守ろうとしていますか。最も大切なものは、あなたの創造主との関係です。その関係が、あなたに尊厳を与え、生きる意味と目的を与えてくれます。
最も大切なものは、救い主キリストとの関係です。その関係が、あなたに永遠のいのちを与えます。最も大切なのは、あなたの「助け主」聖霊様との関係です。その関係があなたに力と平安と慰めを与えてくれます。
これらの関係は、あなたの人生の行方を決定します。自分にとって何が絶対優先なのかを忘れたかのように、その場その場の都合に合わせて、行動してはなりません。主なる神との愛の関係を、お金の問題とすり替えてしまってはなりません。時間の問題や、人間関係の問題とすり替えてしまってはなりません。自尊心や社会的立場と引き換えにしてはなりません。
どんなに苦しい状況でも、主との関係を第一する姿勢を崩さず、「涼しい顔」をして主に信頼する人を、主は大いに喜んでくださいます。主がそのままにしておかれるはずありません。