あなたはトイレに何を持ち込みますか。
米インターネットサービスAOLの調査報告によると、米国で一番多いのが携帯電話(53%)だそうです。電車などでケータイを開く人が多い日本では、もっと高い数値を示すのではないかとのこと。しかし、持ち込むというより、置いてくることが不安だからだろうと、専門家は分析します。
私は、携帯は持ち込みません。片時も手放せない物ではありませんし、便器に落としそうになるからです。私は、多くの人がするように、本をトイレに置いています(ケータイについで第2位)。前回は1000ページの本を3か月かけて読みました。今は800ページの本に取り組んでいます。聖書はさすがに持ち込むのは気が引けます。でも、聖句は、短時間用に、壁に貼り詰めてあります。
専門家によると、「トイレは完全な個室なので、視覚刺激や聴覚刺激について比較的安定しており、妨害されることがないので、集中して読書するには最適な場所」なのだそうです。確かに、リラックスできるし、集中もできますね。ちなみに妻は、それ自体に集中するので、ほかのことをするまもなく、あっという間に終わってしまうといいます。
職場や学校では、苛立ったり緊張したり、睡魔に襲われたりした時の「逃れの場」としてトイレに入る人もいるようです。そこでしばし祈り、「立ち返って静かにすれば、あなたがたは救われ、落ち着いて信頼すれば力を得る」(イザヤ30・15)を体験される方もおられるでしょう。
トイレでそんなに集中できるのなら――しかし、ずっとトイレに入っているわけにはいかないので――トイレと同じ環境のプライベートな場を、主のために聖別して用意すべきだと思います。