夏とともに、蚊のシーズン到来です。
血を吸う蚊は、卵を産むメスのほうです。そのメスの蚊に好かれるのはどんな人か。
蚊の研究の第一人者とされる池庄司敏明氏によると・・・
「蚊は、人の呼気に含まれる二酸化炭素や汗に含まれる乳酸に反応して近づき、血のおいしそうな人を吸血します。比較的O型を好み、次にB型、AB型と続き、A型になると若干嫌う傾向があります。しかし、蚊を誘引する物質は、体の新陳代謝が活発なとき大量に発散されるので、運動、飲酒、入浴後の人や、体質的に汗っかきな人が蚊を引き付けます。」
要するに、最も蚊に刺されやすいのは、O型で汗っかきなタイプの人間。なになに、それって、私のことではないか。逆に、最も安全なのは、A型で汗をかかない人。え、それって、我が家のOOのことではないか。どうりで、家で一番刺されるのは私なのだと、合点がいきました(汗っかきということだけでも、十分大変なのに)。
しかし私は、「O型で汗っかきなタイプ」であっても、損な役回りだと考えてはいません。このことでも、人の犠牲になれるタイプに造られていると、主に感謝したいと思います(大袈裟かな)。
韓国のジョン・ビョンウクという牧師は、目がひどく悪く、若くして髪の毛薄く、不細工な顔の作りに悲観して、死にたいと思ったことがあるそうです。しかし、「どうせ死ぬなら殉教しよう」と決め、主に広く用いられる器になったと聞きました。
自分が自分であることを、損な役回りだと考えてはなりません。人よりはましだと思うことも、正しくはありません。いずれにせよ、主は、一人一人を「神の作品」として、役立てようとしておられます。損な役回りさえも、感謝しましょう。感謝するなら、損な役回りも、主の益として用いられます。