再びツバメの話。今年は、2組の番(つがい)が教会の入るビル2階に巣作りをして、無事旅立ったようだ。1組目は春に来て6月末に巣立ち、2組目はその後に残された巣をリフォームして子育てをした。
今年のNHKラジオ「夏休み子供相談室」で、鳥の巣が話題になった。
ヒヨドリは巣をきれいに保つ。雛の糞は、親鳥が餌をやるたびに待ち受けて運び出し、離れた同じ場所に捨てる。しかし、カワセミなどは巣の中を糞だらけにしても平気なのだそうである。虫も湧いて不衛生だろう。
では、ツバメはどうか。2階に残された巣の中は、おそらくきれいであろう。なぜか。雛たちはお尻を外に突き出して、糞を下に落とすからだ。立つ鳥跡を濁さずというが、しっかり濁して行った。
きちんと迷惑のかからない所に運び出すヒヨドリ。
自分の場所は汚くしても、一応迷惑だけはかけないカワセミ。
自分の場所はきれいにして、迷惑をかけても平気なツバメ。
私たちの心は何鳥型であろう。
「もし、私たちが自分の罪を言い表すなら、神は真実で正しい方ですから、その罪を赦し、すべての悪から私たちをきよめてくださいます」(Iヨハネ1・9)。私たちには、私たちの心の汚れをすべて持ち出して、きよめてくださるキリストがおられる。