「聞き続けよ」100404

スタンリー・ジョーンズ(Stanley Jones)は宣教師として、その生涯のほとんどをインドで暮らした人です。89歳の時、中風にかかり歩けなくなってしまい、故国に帰って入院し、治療を受けました。その際、彼は看護士たちに、一つのことを頼みました。

「私の部屋に入る時は、私に大きな声で呼びかけてください。『ナザレのイエス・キリストの名によって、歩きなさい』と」。

それは、ペテロが、エルサレムの美しの門で物乞いをしていた足の不自由な男に語りかけた言葉です。その男は、「足とくるぶしが強くなり、おどり上ってまっすぐに立ち、歩き出した」(使徒3・6〜8)。

 看護士たちは、最初はぎこちなくでしたが、ジョーンズの求めるままにしていきました。こうして彼は、毎日、何度も、その言葉を聞き続けたのです。5か月後、彼はその通り、立ち上がり、再び宣教地へと戻っていきました。

今年、私たち各々に合わせて、主が語りかけておられる言葉があります。あるいは、今、自分が最も必要としている御言葉を見つけてください。そして、毎日、何度も自分の心に投げかけるのです。家族に毎日、呼びかけてもらうのもいいでしょう。
具体的な御言葉のほうがいいと思います。思い煩いやすい人はピリピ4・6、?ペテ 5:7。怠惰な人は「なまけ者よ。蟻のところへ行き、そのやり方を見て、知恵を得よ。・・・いつまで寝ているのか。いつ目を覚まして起きるのか。」(箴言6:6、9)。聖霊の満たしを求める人は、マタイ7・7、ガラ5・16。忍耐が足りないなと思う人は、「忍耐を完全に働かせなさい。そうすれば、あなたがたは、何一つ欠けたところのない、成長を遂げた、完全な者となります」(ヤコブ1・4)・・・といったように。

 一つの御言葉の成就を願って、求めていくとき、願っている以上のことを聖霊がなしてくださいます。1年後、自分が新しく創り変えられるために、求めていきましょう。