神の栄光を見る

「もしあなたが信じるなら、あなたは神の栄光を見る、とわたしは言ったではありませんか」(ヨハネ11・40)

これは、キリストの栄光教会(GCC)のテーマ聖句です。「私たちの切なる願いは、私たちの教会と私たちの人生において、主の栄光を見ることです」(キリストの栄光教会の祈りと願い)。2003年4月に最初の礼拝をささげて以来、「主の栄光」を目指してきました。

しかし、実はあの頃、50歳という年齢を間近に控えて、残りの人生もこのまま過ぎていくのだろうかと、不安を感じていました。

私は、「今までと同じようには、絶対に歩んではならない。今までと同じような生き方であってはならない。このままで人生の終わりを迎えてはならない」と、切実に感じました。「残りの人生で、何としても今まで以上の神の栄光を見たい。まさしくこれは信仰によってなったことだ。これは神だ。とても私にできることではない。神がなされたんだ、と心から感動にあふれて叫ぶような瞬間を体験したい」と思いました(『キリスト実現をめざして』の巻頭)。

あれから9年半、私自身は自分が願っていたような生き方を徹底できたとはとても言えませんが、それでも主は、GCCに集った兄弟姉妹の信仰と献身的な奉仕に応えて、主の栄光のわざをなしてくださいました。兄弟姉妹が一致して教会生活をして来られたこと、45名の受洗者が与えられたこと、5年目でGCCの後継者となる献身者を出したこと、次代を担う子どもたちがたくさん育ってきたこと、そして、長年探し続けた新会堂が、私たちの願いどおりに、いやそれ以上の条件で取得できたことなど、どれをとっても、私には奇跡と言えるほどの主の恵みでした。まさに「神の栄光を見る」思いです。

そのことを主に感謝しつつも、GCCが「神の栄光を見る」を見るのはこれからだと思います。来週から、新会堂でその一歩をみんなで踏み出します。