叫ぶ石

週報に掲載されるコラム

鳥はオナラをしないか?

NHK恒例ラジオ番組「夏休み電話子供相談室」を車の運転中に、聞くことがあります。今年8月のある日、小学低学年の男の子が「鳥もオナラをするのですか」と元気よく質問しました。子供らしい質問です。皆さんは、どちらだと思いますか。どっちでもいい? 私も最初はそうで思いました。でも、回答者の説明に引き込まれまし…

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食物廃棄1900万t

日本で1年間に廃棄される食糧は1900万トンだそうです(別報告2300万トン)。一人年間160キロを捨てていることになります。食糧になる前に規格外の農水産物も大量に捨てられており、数字はそれ以上でしょう。しかも、食糧自給率はわずか31%で、世界最低レベルです。食べ物に対して、こんなに贅沢で、横柄なことをしている…

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人は変えられない

今週も、北京オリンピックから。 日本人選手はほとんど競技で完全アウェイの戦いでした。反日感情をもつ中国人が、中国の試合ではないのに大勢押しかけ、日本にはブーイング、対抗国には大声援を送ったのです。それが中国戦ともなると、もう審判にも影響するほどでした(福原愛に対してだけは違ったようですが)。そんな中…

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勇気を持ってゆっくり行け

北京オリンピック真っ只中です。オリンピックはさまざまな人間模様を見せてくれますね。その中から、私の心に残った二人を記します。 まずは、二大会連続二冠に輝いた平泳ぎの北島康介。100mの準決勝では、ダーレ・オーエンが好記録を出し、北島は2位でした。決勝では、前半からトップに立とうと、力が入るところです。し…

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五木の子守唄

先月、熊本に行き、ふと「五木の子守唄」を思い出しました。 「おどまかんじんかんじん あん人たちゃよか衆(し)。よか衆ゃよか帯 よか着物(きもん)」(私は物もらい、あの人たちは裕福な人たち。良い帯を締めて良い服を着ている)。 貧しい小作人の子供たちは、食い扶持を減らすため、金持ちの家に奉公に出されまし…

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ナンキョクの話

暑い日が続きますね。今回は、ナンキョクの話をしましょう。 国際基督教大学客員教授でもあった科学ジャーナリスト柴田鉄治さんが、「世界中を『南極』にしよう」(集英社新書)という標語を、広めようとしています。それは寒すぎるですって。いいえ、南極にある暖かい関係を広めようというのです。  柴田さんは、南極に…

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