叫ぶ石

週報に掲載されるコラム

繋がっていたい

急速に加入者件数を増やしたソフトバンクの「ホワイト学割」は、同社携帯同士なら国内の午前1時〜午後9時までの通話は無料である。それで、話しもしないのに、通話状態で放っておく人が増えているのだそうだ。通話状態の携帯をどこかに放置し、身の回りの音情報を流すのだという。「携帯が繋がらないと不安になる人、繋が…

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安定と期待

キリストの栄光教会が設立される前、私たち夫婦は、日本基督教団から福音派、ペンテコステ派、カリスマ派まで、新旧大小様々な教会の礼拝に出席した。 たいていの教会は礼拝プログラムがきちんと組まれ、式は整然と進んだ。ある教会では、司会者のアナウンスなしに会衆は立ったり座ったりし、奏楽と共に賛美歌を開き歌い始…

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クラーク博士の逸話

札幌農学校に招聘され、生徒たちにキリスト信仰を植え付けたW.クラークにこんな逸話が残されている。 1877(明治10)年1月30日、51歳のクラークは、17、8歳の第一期生16人を連れ、厳寒で積雪量の多い札幌の手稲山(1023m)に登った。彼はマサチューセッツ農科大学の学長であるが、学問だけでなく、南北戦争に従軍し、戦…

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笑えば福音来る

「笑えば福音来る」。韓国のキリスト教界では今、「笑いによる治癒」が注目を浴びている。聖書に基づいた方法で笑いを取り戻し、生活にエネルギーを満たすという。「笑いの治療」宣教団体が10団体、専門の働き人は100名以上に及び、各地で公演やセミナーが開かれ、『笑いの治療と怒りの治療』『笑いの治療完全征服』『笑いの治…

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明治の負け組

勝ち組、負け組とは嫌な言葉だが、あえて使うなら、主は原則として、謙遜な負け組を用いられる。日本のプロテスタント教会の黎明も、「ある意味で」そうである。 明治維新の勝ち組といえば、おおむね薩長土肥を中心とする下級武士と、朝廷の下級貴族であった。その代表的な人物としては、西郷隆盛、大久保利通、木戸孝允、…

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春雨

穀雨の季節ですね。穀雨とは、春雨が降って、麦などの穀物をしっとり潤す季節のことを指します。ちょうど今頃です(4月半ば過ぎ)。 春雨とは 降るとは見えじ春の雨 水に輪を書く波なくば けぶるとばかり思わせて 降るとは見えじ春の雨 と古い文部省唱歌に歌われた雨だといいます。 霧のように見えてちゃんと川面に波紋が…

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