叫ぶ石

週報に掲載されるコラム

ケー中

中高生の3割は「携帯メールの返事がすぐ届かないと不安」、6割は「メールが届いたらすぐ返事する」。だから、携帯は肌身離さず、「風呂やトイレにも持っていく」という若者が多いのだそうです。中には、「着信音の幻聴が聞こえる」「電池が少なくなったり、圏外に出たりすると不安になる」「充電器は日頃から持ち歩く」人…

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気配を感じさせる人に

「気配を感じさせない人」が増えています。視覚障害者のこんな話を聞きました。駅のホームで並ぼうとするとき、並んでいる人の列の気配を感じ取って乗り口を見つけるのですが、最近はホームでその気配がしなくなったというのです。柱の後ろに並んでしまったこともあるそうです。人は柱よりも存在感がなくなっているのでし…

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危険と向かい合う

私の子供たちは幼い頃、階段から落ち顔面を打って唇がくちばしになり、ジャングルジムで鎖骨を折り、すべり台から落ちて病院に運ばれるほど額を切り、教会敷地の木に登って落ちて腕を折り、海岸の岩で転んで顔を打ち「お岩さん」になりました。そんなことが起こっても、階段、すべり台、木、岩が悪いと考える時代ではあり…

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賢い主婦

「賢い主婦はスーパーで手前に並んでいる古い牛乳を買う」 2006年度新聞広告クリエーティブコンテストで、最優秀賞になった『エコ買い』という作品のコピーです。「え、違うんじゃないの」と一瞬思いました。しかし、その横に小さな文字で、こう書かれていました。 自宅の冷蔵庫に新しい牛乳と古い牛乳があれば、どちらか…

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習慣が変わればあなたも変わる

この1週間を振り返ってみてください。起床してから就寝するまで、だいたい同じパターンの繰り返し、日曜から土曜まで、前週とだいたい同じ1週間を過ごされたのではありませんか。朝目覚めたとき、床から出る前に、「今日は何をするかなあ」と、まず10分ほど考えてから行動する人はほとんどいないでしょう。何も考えること…

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登山の目的

10年ほど前、家族5人で富士山登山に挑戦したことがあります。長男、次男と次々脱落し、最終的に登頂したのは私だけでした。日本一の山に登ったこと、父親の威厳を守ったことで、晴れ晴れとした気持ちになりました。しかし、下山のとき両膝を痛め、歩行困難になってしまいました。立っていることさえも辛く、ロープにすがり…

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