叫ぶ石

週報に掲載されるコラム

苦しみの日に

「この私は、あなたの力を歌います。まことに、朝明けには、あなたの恵みを喜び歌います。それは、私の苦しみの日に、あなたは私のとりで、また、私の逃げ場であられたからです」(詩59・16)。  ダビデは若い時は羊飼いで、作詞、作曲のできるアーティストでした。やがて「主の戦い」を戦う戦士となり、将軍となり、数々…

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笑顔で警告

サッカーW杯たけなわですが、日本から参加しているのは選手だけではありません。二人の審判も参加しています。その一人上川徹さんは、まずはポーランド−エクアドル戦を主審として裁き、正確なジャッジをしたと英国BBCのコメンテーターから絶賛されていました。  審判にもW杯参加のための国際的な選考基準があります…

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青信号だけを渡る

 世間を騒がせて、あっという間に消えてしまった感のある村上ファンドの村上氏。株投資遊びを始めたのは小学4年のときで、父親から100万円をもらい、父親が晩酌に飲んでいたサッポロビールの証券を買ったそうです。後はエリートコースを進み、証券市場のことを一番良く知っているのは自分であると豪語するまでになり…

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聖書は不死

2000年来、キリストと聖書と教会は、様々な攻撃を受けてきました。キリストは冒涜され、聖書や教会堂は焼き払われました。今日でもそうです。今は、ダ・ヴィンチ・コードというフィクションがまるで事実であるかのように、根拠のない、単なる誤謬を世界にばら撒いて、人々の心を福音からそらそうとしています。しかし、心配…

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姨捨

 若い頃読んだ深沢七郎の『楢山節考』(ナラヤマブシコウ)は記憶に残る作品です。昔、ある貧しい村では、家族の食い扶ち(食べる人数)を減らすために、食うだけで働けなくなった年寄りを山に捨てるという姨捨(オバステ)の風習がありました。作品では、70歳を超えた老女がすすんで山に捨てられることを望み、息子に背負われて楢山…

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食は信仰告白

 黄聖周著『聖書が教える健康の知恵60』(拙訳)という本に「食生活は信仰告白である」という章があります。自分で訳しておいて、8年間、心に留めることのなかった言葉です。そのために、私もメタボリック症候群の一人になってしまいました。  友人の柏崎牧師夫人の良子医師のマリヤクリニックで、一日がかりの検査を夫…

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