戦後60周年?
日本は自由な国といわれますが、実際には、言論においてタブーがあります。 1988年、当時の長崎市長・本島等氏(カトリック信者)は市議会で「天皇には戦争責任がある」という趣旨の発言を行ったために、右翼団体の執拗な攻撃・脅迫を受け、ついに銃撃され重傷を負いました。しかし、市職員や市民の「発言撤回要請」にもか…
もしあなたが信じるなら、あなたは神の栄光を見る、とわたしは言ったではありませんか。
もしあなたが信じるなら、あなたは神の栄光を見る、とわたしは言ったではありませんか。
週報に掲載されるコラム
日本は自由な国といわれますが、実際には、言論においてタブーがあります。 1988年、当時の長崎市長・本島等氏(カトリック信者)は市議会で「天皇には戦争責任がある」という趣旨の発言を行ったために、右翼団体の執拗な攻撃・脅迫を受け、ついに銃撃され重傷を負いました。しかし、市職員や市民の「発言撤回要請」にもか…
広島・長崎の被爆は忘れてはならない歴史ですが、60年を経た今日、原爆教育にもかかわらず若い世代には伝わっていないのだそうです(NHKクローズアップ現代)。 先週、米タイム誌は、原爆投下機の乗組員4人の「これで戦争が終わったと思った」という述懐を、英BBC放送は同じく乗組員の「他に道はなかった。後悔していない…
朝日新聞の投書欄で、太平洋戦争の責任は軍部首脳や指導者にあるという主張と、いや国民全体にある、という論戦がなされていました。しかし、「誰に責任があるか」を論じて結論を出しても、問題を解決したことになるとは思えません。むしろ、原因を究明することこそが重要であると思います。 日本では、社会や会社など…
残暑の頃になると太平洋戦争を思い出します。今や終戦記念日は夏の風物詩といっていいかもしれません。今年は終戦60年を迎えます。1894(明治27)年の日清戦争に始まり、日露戦争(1904)、第一次世界大戦(1914)、満州事変(1931)、上海事変(1932)、日華事変(1937)、太平洋戦争(1941)と戦いに明け暮れた日本…
人はまず、「愛される」者として生まれます。親に愛され、祖父母に愛され、周囲の人々に愛されて育ちます。幼少期は他人を「愛する」ことを求められてはいません。人に愛されて喜ぶだけでOK、それで人を十分幸せにできます。そうして愛されるうちに、自分も愛することを覚えていきます。もちろん愛されないこともあります…
今、人々は「勝ち組」と「負け組」に分けたがりますが、一時的な成功や富を基準にしています。しかし、こんな『人生の勝者と敗者』(作者不詳)という分け方もあります。 勝者は失敗したとき「自分が悪かった」と認めるが、敗者は失敗すると「あいつのためにこうなった」という。 勝者は負けることを恐れないが、 敗者は…