叫ぶ石

週報に掲載されるコラム

どっちつかずではいられない

マルコ6章16~20節に、ヘロデ(アンティパス)がバプテスマのヨハネの首をはねる場面が出てきます。  ヘロデは、自分の兄弟ピリポの妻ヘロデヤを奪って、妻にしていました。それに対し、預言者ヨハネは王ヘロデに立ち向かい、「兄弟の妻を自分のものとすることは不義だ」と厳しく非難しました。そこでヘロデはヨハネを捕…

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主を畏れる

テレビの報道番組で、虚偽、詐欺、暴言暴力、不倫など、不正事件や不祥事がとり上げられるとき、キャスターやコメンテーターは常に「正義の味方」です(関西・朝日放送にずばり「正義のミカタ」という情報番組がある)。自分は不正を犯さない潔癖な人間であるという顔で語ります。そして、「では、CMのあと、今日のスポー…

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つもりでは意味がない

子供がきれいな文字で学習ノートを作り、いろんな色のマーカーで塗って、勉強しているように見えても、成績はいっこうに伸びない。本人は「勉強したつもり」になっているが、実質的な学習にはなっていない。そんな記事が目に留まりました。 こうした実効果のない「つもり」は、学校、家庭、職場、あらゆる生活の場にあふれ…

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どうすれば読解力が身につくか

では、「基礎読解力」を養うにはどうすればいいのでしょうか。 新井紀子氏は、生活習慣、学習習慣、読書習慣などを網羅したアンケートを実施し、こんな結論を出しています。 まず読書習慣。小さい頃から読書が好きかどうか、月に何冊読むか、どんなジャンルを読むか・・・これらのことは、読解力とはほとんど関係がなかっ…

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読解力の大切さ

数学者新井紀子氏が、著書『AIvs教科書が読めない子供たち』で、こう述べています。  数学の視点に立てば、シンギュラリティはあり得ないことは自明である。つまり、AIやAIロボットが人間の仕事のすべてを奪う日は来ない。これは数学者なら常識である。AIが肩代わりできる仕事は、数式で表現できる分野に限る。 …

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見つめて離れない

「しかし、完全な律法、すなわち自由の律法を一心に見つめて離れずにいる人は、聞いて忘れてしまう人ではなく、行う人になります。このような人は、その行いによって幸いな者となるのです。」(ヤコブ1:25共同訳2018)  私たちは、自分の顔を鏡に映して見ていても、離れると、どんな顔であったか忘れてしまいます(24節)…

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