叫ぶ石

週報に掲載されるコラム

子供たちをわたしの所へ来させなさい

小学生の頃(1960年代)、最も恐ろしい病気は日本脳炎でした。致死率が高く、治っても高熱で脳がやられてしまうというので、ウイルスを運ぶ蚊に刺されまいと、夏は必死でした。蚊に刺されてしまったりすると、発症しないかと戦々恐々でした。幸い、田舎の学校でもワクチン接種が実施され、日本脳炎にかかった人は皆無でし…

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負の感情を蓄積させない

「イスラエルの刑務所に取材に行ったが、ハマス、の独房にいる人々(ガザのテロリスト)から発せられる非常な怒りと憎しみの空気は、今も忘れられない。もはや通常の人間を超えた何かに、完全に支配されているような感じであった」と、石堂ゆみ氏が『オリーブ山便り』に書いておられます。  そこまでひどくはなくとも、私…

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ファクトフルネス(続)

■続・『ファクトフルネス』クイズ  先週の『ファクトフルネス』のクイズはいかがでしたか。14か国12000人の平均正解数は12問中2問だったそうです。大学教授、多国籍企業の役員、ジャーナリスト、科学者、ノーベル賞受賞者などは、その平均を下回りました。著者ロスリングは、高学歴者だから世界の事実を知っているわけで…

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ファクトフルネス 問題

■次のクイズに挑戦してみてください。ひっかけはありません。 Q1 現在、低所得国に暮らす女子の何割が、初等教育を修了するか?  A 20%       B 40%        C 60% Q2 世界でもっとも人口が多いのは  A 低所得の国々  B 中所得の国々   C 高所得の国々 Q3 世界の人口のうち、極貧…

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なんでもやな

子供のころ、母は私を説得するとき、「なんでもやな」(とにかくそうなんだ、ぐらいの意味)という文句をよく使いました。たとえば「なんで歩きながら食べたらあかんの?」と聞くと、「なんでもやな」でけりを付けるのです。「そんなん答えになってへん」と言い返しても、「あかんものはあかん」の繰り返しでした。もちろ…

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善い行いが日常に

石堂ゆみさんが、『オリーブ山便り』に、こんなことを書いておられます。 ヘブル的価値観では、障害がある人を下に見ることはない。その人も神の支配の中でそうなったのであり、障害があるからといって「役立たず」とは本人も周囲も考えない。なので、障害を持つ人も世話をしてもらって当然とはせず、自分にできることを考…

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