大きく花開くのは、個人主義か共同体か
かつて日本は、親子三代大家族で暮らすのが普通でした。しかし、20世紀の後半、高度経済成長期に核家族化し、そして、その核家族も個人へと解体に向かいました。 同時期、教育現場では、欧米の個人主義のように、「強い個人」を育てなければならないと語られるようになりました。グローバリゼーションの時代は、世界との厳…
もしあなたが信じるなら、あなたは神の栄光を見る、とわたしは言ったではありませんか。
もしあなたが信じるなら、あなたは神の栄光を見る、とわたしは言ったではありませんか。
週報に掲載されるコラム
かつて日本は、親子三代大家族で暮らすのが普通でした。しかし、20世紀の後半、高度経済成長期に核家族化し、そして、その核家族も個人へと解体に向かいました。 同時期、教育現場では、欧米の個人主義のように、「強い個人」を育てなければならないと語られるようになりました。グローバリゼーションの時代は、世界との厳…
今年5月、イスラエル在住のジャーナリスト石堂ゆみさんが、大阪、沖縄、東京、多摩、札幌で、「ホロコーストと建国・日本・そしてこれから」と題してセミナーを開催されました。その報告メールが石堂さんから届いています。 「予想以上に多くの方がご参加くださり、たくさんの献金もいただき、本当にありがとうございまし…
英名ブラザー・ローレンス(ラウレンシオ、本名ニコラ・ヘルマン)は、17世紀のフランスの修道士です。若い時、30年戦争(1618~48)に参加し、負傷したことから、神の愛と復活を求め、カルメル会の修道院に入りました。そこの調理場で仕えますが、初めはその奉仕を嫌いました。しかし、「鍋もフライパンもすべてを支配され…
ひと頃(あるいは今も)、グローバリズムがもてはやされました。「国家を超えて、地球全体を一つの共同体とみる考え方」(デジタル大辞泉)です。でも結局は、欧米基準で物事を決めるということです。アラブ諸国や中国などはそれに抵抗しているように見えますが、日本人の多くはまだ無自覚に受け入れているのではないかと…
ポルトガルの宣教師ルイス・フロイス(1563年来日)が、「日本では人殺しは普通のことである」と書き残しています。戦国時代、領主は領民の命を平気で奪いましたが、民百姓のほうも生きるために必死で抵抗しました。そんな殺伐した状態は徳川の世(1603)になっても続いていました。それに終止符を打ったのが「島原の乱」…
耳を掻くのが趣味になっている人は、一日に暇さえあれば、耳に棒を突っ込んでいます。竹製の耳かきから始まって、綿棒、つまようじ、マッチ棒、果ては釘の頭を使ってまで掻く人もいます。耳の中を傷つけ、膿が出るまでになっても止められないのです。 「なぜそんなに耳を掻くんですか」「かゆいからです」「どうしてかゆく…