叫ぶ石

週報に掲載されるコラム

聖書の朗読の効用

ユダヤの教育法に、「大きな声を出して朗読する」というのがありました。イエス様の時代、ユダヤ人のどの家庭にも、聖書の巻物があるというわけではなく、学習は記憶中心でした。聖書はシナゴグ(会堂)で覚えたようで、その側を通ると、聖書を唱える子どもたちの声がよく響いていました。それを「子どものさえずり」と呼…

続きを読む聖書の朗読の効用

丸ごと食べる

「饅頭は、皮を剥き、アンを材料に分けて食べることはしない。饅頭は丸ごと食べる。私はそんな常識的なことを受け入れた」(『知性から霊性へ』)。 韓国を代表する知性のひとりで、無神論者を標榜していた李御寧(イ・オリョン)氏が、キリストを信じ、洗礼を受ける決心をしたときのことを振り返り、そう語っています。つまり、…

続きを読む丸ごと食べる

父に背負われた息子

出エジプト記に、「主は私たちの中におられるのか、おられないのか」と言って、イスラエルの民が主を試みた(17・7) 場面が出てきます。エジプトで主の力強い御手によって導き出され、雲の柱と火の柱で守られ、乾いた葦の海を渡り、マナをいただき、数々の奇跡を見てきたのに、水がなくてのどが渇いたとき、「主はともにお…

続きを読む父に背負われた息子

本当のことを言ってくれる人

あなたには、あなたについて本当のことを言ってくれる人がいますか。人はなかなか本当のことは言ってくれないものです。なぜでしょう。 ・言えば、あなたは反論したり怒ったり逆襲したりする。 ・言えば、あなたは傷つき、すねて、落ち込む。 ・言っても、どうせあなたは耳を貸さず、何も変わらない などと思われているか…

続きを読む本当のことを言ってくれる人

シリアのクリスチャン

シリアの内戦は激化し、多くの死者を出していますが、シリアと言えば、パウロが回心しバプテスマを受けたダマスコがあり、最初の異邦人教会が建てられたアンテオケがあります(使徒9章、13・2)。アンテオケは、バルナバとパウロ(サウロ)が最初に活動した町であり、そして信者がはじめて「クリスチャン」と呼ばれるように…

続きを読むシリアのクリスチャン

新会堂での活動

古代エジプトの歴代ファラオ(新改訳ではパロ)たちは、ピラミッドやスフィンクスなど、モニュメント(記念碑)造りに力を注ぎました。その建造物は世界の七不思議の一つにも数えられています。しかし、それは王の威光を表わすだけで、国力の現実的な助けにはあまりなっていません。バビロンの空中庭園、ロードス島のアポ…

続きを読む新会堂での活動