今日のみことば

「私は死のうとしている。神は必ずあなたがたを顧みて、この地からアブラハム、イサク、ヤコブに誓われた地へ上らせてくださいます」。創世記は「非常に良かった」で始まり、ヨセフの残す希望で終わります。ヨセフは子孫に「出エジプト」の約束を告げ、モーセが４百年後それを成就します。私たちも「非常に良かった」から…

「あなたがたは、私に悪を計りましたが、神はそれを、良いことのための計らいとなさいました。それはきょうのようにして、多くの人々を生かしておくためでした」。ヨセフが兄たちを赦せたのは、神の計画を悟ったからです。悟れたのは、神と共に歩み、誘惑に屈せず、神の知恵で逆境を越え、エジプトで勝利者になったからで…

「王権はユダを離れず、統治者の杖はその足の間を離れることはない」。ヤコブが見たユダ族の将来です。およそ800年後に、ユダ族からダビデ王が出、その千年後にダビデの家系からキリストが登場されます。主の心を己の心とする者は、主からのビジョンを見ます。私たちはキリストの心を受けています（Ⅰコリ2:16）。自分の繁…

「私は今、死のうとしている。しかし、神はあなたがたとともにおられ、あなたがたをあなたがたの先祖の地に帰してくださる」。ヤコブの子孫は、エジプトで長く苦しい歳月を過すことになります。それはエジプトで一部族から一民族へと成長を遂げ、再び「約束の地」に帰るためでした。苦難の時にも主は共におられ、主の計画…

「私が先祖たちとともに眠りについたなら、私をエジプトから運び出して、先祖たちの墓に葬ってくれ」。ヤコブは死に臨み、先祖の眠るマクペラの墓に葬られることを望みました。将来、子孫が「約束の地」に帰る日が来るという希望を残そうとしたのです。ヤコブは、先祖から受け継いだ祝福の契約だけは、しっかりと握ってい…

「私のたどった年月は百三十年です。私の齢の年月はわずかで、ふしあわせで、私の先祖のたどった齢の年月には及びません」。ヤコブは、主に選ばれた祝福の人生とは言わず、災い多き人生だったと言います。若い時の20年は兄に追われて異国暮らし、晩年の17年はエジプト暮らしでした。自我が強かったのです。自己中心だと多…