柔らかな心に種をまく

我が子はもう全員幼稚園を卒園していますが、娘が入園した2020年に参加し始めた園ママのウクレレサークルとはまだ繋がりがあります。その中から、去年「はれるやホアロハ」というグループが派生しました。私含めクリスチャンのママ3人+パパ1人(ロックバンドSALUKI=のモーリー)で、時々集まっては賛美をする時間を持っています。自分たちの息抜きや楽しみのためでしたが、春頃に「子ども達に神様の愛を伝えたいね」という話になりました。というのも、教会付属の幼稚園でありながら、クリスチャン家庭や先生が少なくなっていることに危機感を覚えていたからでした。毎月、全園児参加の月礼拝というのがあるのですが、7月の月礼拝にウクレレ賛美の時間を持たせてもらうことになりました。

色々考え、歌うのは「あい・アイ・愛」「君は愛されるため生まれた」「字のない絵本」の3曲に。子ども達に配る小さな「字のない絵本」を作り、歌の意味や伝えたい御言葉をお便りに書き、お家の方にも届くようにしました。

「あい・アイ・愛」はきしゃぽっぽ仕込みのハートの振り付けを子ども達に教え、一緒に歌えるようにしました。なんと礼拝当日には、年少組に娘さんがいる、きしゃぽっぽで出会った伝道師パパが飛び入りで、「字のない絵本」を歌う間、そのページめくる役割をしてくださいました。聖書の言葉と愛を伝えながら、賛美する間、心は喜びに満ちていました。終えた時、子ども達から「楽しかったー!」という声が上がった時は、感動でした。

その後、在園のお母さんづてに聞く子ども達の反応は更に嬉しいものでした。「とても楽しかった、歌を聞かせてくれてありがとう」「感動して泣きそうだった」「字のない絵本のことを家で一生懸命説明してくれた」「もらってきたお便りを、早く読んで!と見せてくれた」等々…。

私にははっきりいって賛美の賜物はありません。しかし、それを遥かに超えた神様と聖霊の働き、そして「クリスチャンのつながりは力になる!」と感じずにはいられませんでした。幼な子達の柔らかな心やその家庭に蒔かれた種が、いつか芽を出すことを願って止みません。(津山祐子)