今日のみことば

「安心なさい。今あなたに足りないものなら私に任せなさい。広場に泊まることだけはしてはいけない」。旅人を迎え入れた老人の言葉です。古代中東では、見知らぬ旅人でも自分の家で快くもてなし、野宿させることを恥じとしました。現代社会では希な風習です。それでも、状況が許す範囲で、賢く判断し、初対面の人をも笑顔…

「そこ（ライシュ）に住む穏やかで無防備な民を襲い、剣にかけて殺し、町に火をかけて焼き払った。その町はシドンから遠く離れ、他人と関わらずに暮らしていたので、助ける者がいなかった」。孤立・無防備なライシュは、ダン族によっていとも簡単に滅ぼされます。今も昔も罪が支配する世です。主を砦としなければ平安はた…

「その頃、イスラエルには王がいなかった。そして、おのおのが自分の目に正しいと思うことを行っていた」。今の時代がまさにそうです。人々は自分の体験や感性や理屈で、自分の都合に合わせて判断し、行動します。不動の基準がなく、価値観も倫理観も混乱しています。しかし、私たちは主なる神を万物の基準とします。世が…

「私の頭には、かみそりが当てられたことがない。私は母の胎にいるときから神に献げられたナジル人だからだ。もし私の髪の毛が剃り落とされたら、私の力は私から去り、私は弱くなって普通の人のようになるだろう」。サムソンはデリラに毎日せがまれて、ついに自分の秘密を明かしてしまいます。それがサムソンの身を滅ぼし…

「あなたは不妊の女で、子を産んだことがない。だが、身ごもって男の子を産むであろう。今後はぶどう酒や麦の酒を飲まず、汚れたものを一切食べないよう気をつけなさい」。不妊の女マノアの妻が士師サムソンを産みます。なぜ彼女が選ばれたのかはわかりません。ただ彼女は主の恵みを受けたがゆえに、主の命令を守ります。…

「ですから、私はきょうここで、あなたがたに宣言します。私は、すべての人たちが受けるさばきについて責任がありません。私は、神のご計画の全体を、余すところなくあなたがたに知らせておいたからです」。神の計画の全体を知っているのなら、自己中心的な生き方はしないはずです。神の国という広い世界に立てば、ちっぽ…