私に挨拶を投げかけてくれた方はどなた?

私がこの東村山の地に移り住んでから1年が経とうとしています。思い返せば母教会を離れ、慣れぬ一人暮らしで憂いに胸をへこませる日々でありました。霜が降りる季節に給湯器が壊れていたり、15アンペアしかない電力でいつも停電していたり…。
 そんな中にあって、キリストの栄光教会に迎え入れられたこと、日曜日を基点として生活できるようになったこと、全て主の深い恵みとあわれみに他なりません。アーメンですね。
 さて、そんな1年を過ごす中で心に強く残ったエピソードの一つをお分ちできればと思います。
 まだまだ暑い日の続く夏の頃だったか、私が久米川駅から教会へ向けて歩く中での出来事でありました。
 教会にほど近い横断歩道、向かいには大三元が見えます。ちょうど第一礼拝が終わって帰られる兄弟姉妹がポツポツと見受けられる時間帯でした。
 横断歩道の青信号を渡る私に、向かいから渡って来る女性が元気に挨拶を投げ掛けてくださいました。失礼のないよう私よりも“少し”お姉さんの姉妹の方と表現いたしますが、その方とは初対面でしかも教会の外、完全に面識がないにもかかわらず教会で会ったかのような挨拶をしてくださったのでした。
私も挨拶を返しますが、疑問が顔に出ていたのでしょう、なぜ私に声をかけたか明かしてくれました。その理由を聞いて、なるほどと思います。
 相手が神の家族───キリストにあって一つであることの確信を持っているならば、例え初対面であっても教会の外であっても変わらず声をかける事ができる。その事実に神の国のあり方を見た思いでした。
 さて、ここでクイズです。「なぜその姉妹の方は面識がないにも関わらず私がクリスチャンであると気づく事ができたのでしょう?」
 私は答えを知っていますが、ぜひその姉妹に尋ねていただきたいです。
前述の通り、面識がないので、未だ私はあの姉妹が誰であるか存じないのです。
どうかこの答えについて、身に覚えのある姉妹の方、お名前を教えていただければと思います。(大谷望)