叫ぶ石

週報に掲載されるコラム

未来への誠実な投資

投資家は、企業が成長するかどうかに注目します。今の業績も大事ですが、この先の伸びはさらに大切です。企業が成長すれば株価が上昇し、利益が得られるからです。 では、企業の成長を、どのように予測するのでしょうか?ひとつの指標は、研究開発費です。現在成績の良い企業でも、目下の得意分野に資金を集中させた結果の…

続きを読む未来への誠実な投資

汗をかく

長引くコロナ禍、もしかして体重が気になっている方も少なくないのではないでしょうか。私もその一人です。この冬、娘が帰省しました。一ヶ月半ほどの滞在中、家族が寝静まった夜に、二人で甘いものを食すこと数回。薄々予感はありましたが、勇気を振り絞り、体重計に乗ってみると、予想通り!それに元々ぴったりだったジ…

続きを読む汗をかく

「会う、贅沢」

「会う、贅沢」。ポスターに書かれたこのことばを見た時、目が釘付けになったことを覚えています。1982年、あるデパートのお中元広告のキャッチコピーで、岩崎俊一さんの作品です。「その人の笑顔を見るために、ご馳走を用意したり、一日がかりで故郷に帰ったり。会うって贅沢。人と人との間の、一番の贅沢」という内…

続きを読む「会う、贅沢」

古希から喜寿への日々

今年の1月で73才となりました。正真正銘の老人ですが、昔、私が中年の頃、新聞の声欄に面白い小話がありました。18才の青年と81才の老人を対比したもので、①恋で胸をつまらせるのが18才。餅で喉をつまらせるのが81才。②自分探しをするのが18才。周りの人が自分を探しているのが81才。③恋におぼれるのが18才。風呂でおぼれ…

続きを読む古希から喜寿への日々

心の「ゆとり」

カトリックの信仰者であった土居武夫さんの著書『表と裏』に、「心のゆとり」について書かれていました。1970年代にベストセラーになった『甘えの構造』を書いた方といえば、思い出される方もいらっしゃるかと思います。 「ゆとり」という言葉は、たとえば「ゆとりのある空間」とか、「金にゆとりがある」というように使わ…

続きを読む心の「ゆとり」

教会の中に入るものを見張る

最近、アメリカにおける人種間の経済格差に関する番組を観ました。  貧富の差が埋まらない大きな理由の一つは、不動産です。家や土地は、将来的に値上がりして、大きな財産となります。しかし黒人の人々は全体的に所得が低く、なかなか不動産を購入できず、このことがさらに、所得や教育の格差を生んでいました。  これ…

続きを読む教会の中に入るものを見張る